福川本陣跡(福田家) 本陣町 周南市 山口県

福川の本陣・脇本陣は、ともに御茶屋と称して代々福田家がこれを預かり、西町にある本陣は、表口17間、奥行14間で門構えのある大規模な屋敷でした。享保6年(1721)に幕府の参勤交代における随行員制限令が発せられた頃から、山陽道においても、それまでの海路から陸路による通行が激増し、福田本陣は、幕府の要人や西国大名などの宿泊や休憩の場所を提供する重要な宿駅としての役割を担いました。現在の本陣門は、天保9年(1838)に建てかえられたものを昭和48年に改修したものです。