呼坂宿本陣跡 呼坂本町 周南市 山口県
防長両国を東西に通じる山陽道は古くから開け、万葉集に歌われ、また、南北朝時代(約六百年前)の旅日記「道ゆきぶり」に現在の呼坂の地名が「海老坂」と記されています。江戸時代、河内家は代々庄屋や大庄屋を勤め、天明年間(1781年)より七左衛門が本陣を引き受け、参勤交代の大名や幕府の上使が宿泊や休憩をしました。 河内家には現在も大名等宿泊、休憩の際の「お休み札」、「宿泊の部屋」、安政3年(1856年)より約30年問の「萬日記」、当時の「屋敷見取り図」その他貴重な資料が保存されています。 河内七左衛門は「御報恩の為、自力を以って相勤め、格別の御仕成御座無候」と古い記録にあります。 平成15年4月21日  周南市教育委員会