大野次郎宅跡 大野 廿日市市 広島県
推古天皇(593〜628年)の時代、勅命で、太郎、次郎、三郎、四郎、十郎という五人の兄弟が大野村に降り、田畑を開いて農業を始めました。 総領の次郎は土井、兄の太郎は鳴川、弟三郎は原、四郎は中山、十郎は鯛の原を夫々開墾したと伝えられています。四郎峠・十郎原という地名が現存しています。また、この付近は総領次郎の屋敷が有ったと伝えられる所です。この伝説は大頭神社縁起書に伝わるものですが、中世に土井付近に豪族屋敷があったことに関して作られたと考えられています。