御年代古墳 本郷町南方 三原市 広島県
この古墳は、1895(明治28)年国道改修工事により発見されたものである。特に、この石棺は屋根形で非常に優美に削られている。この横穴式石室は6〜8世紀の間に我国で流行したものであり、7世紀中頃の築造と考えられる。内部から発見された副葬品は、国立東京博物館に収められている。この古墳の主の名前は現在知ることはできないが、おそらく沼田地方の首長の墓と考えられる。  三原市教育委員会