糸崎神社 糸崎8丁目 三原市 広島県
糸崎神社神門 三原市重要文化財
糸崎神社神門は三原城内にあった侍屋敷門の一つで、明治8年(1875)生駒氏により当社に寄進され、現在の位置に移築されたものである。三原城に関る当時の建造物のうち、現存するものは非常に少なく、貴重な遺構である。構造及び形式は、二脚門で桁行5.75m、軒高3.67mの切妻造りである。三原城関係の遺構は、このほか順勝寺山門(西町)、鐘撞堂(本町)、安楽寺山門(鷺浦町)などがある。
御調井(みつぎい)  昔、神功皇后この長井の浦に御舟を繋がれし時、村長木梨真人この丼の水を汲み献上した、との口碑により御調の丼という。この井戸は、直径120cm、自然石にて築造され、水は常に清く澄みさわやかで、どんな高潮の時でも塩分はない。皇船に水を献上した故事にならって、神社大祭に神饌を奉る際の用水にしている。 糸崎神社
クスノキ
植樹の年代は不明であるが、樹齢は約500年といわれている。胸高幹囲約13m、樹高約30mで、枝の展開も大きく、樹勢は今もなお盛んである。ことに地上2mに及ぶ根本の肥大はいちじるしい。