福岡の市跡 長船町福岡 瀬戸内市 岡山県
福岡の市は、鎌倉時代福岡庄のなかで開かれていた定期市のひとつであったと推定されています。同庄園内には、現在でも一日市(ひといち)や八日市などの地名が残っており、日によって定期的に市が聞かれていたと考えられます。弘安元年(1278)、福岡の市で説法する様子を描いた『一遍上人絵伝』は、当時のこの地方の風俗や人々の暮らしぶりを知るうえでも貴重なものです。 長船町