葛坂峠 西片上 備前市 岡山県
葛坂は片上と伊部を結ぶ旧山陽道。江戸時代以前の官道が葛坂越であったか浦伊部回りであったか定かでないが、室町末期、片上富田松山城の浦上の兵と伊部の城を攻めとった宇喜多氏の兵とがこの坂で合戦をしたという。江戸時代には司馬江漢が「この路せばき小路にして漸しく往来・・・・」と日記に書いている。明治18年8月御巡幸の明治天皇は乗馬でこの坂を越えられた。 平成二年十一月 片上公民館