駅(ウマヤ)ケ池 野口 野口町 
この池は、播磨鑑によると、近くの教信寺の開祖教信沙弥が農耕を手伝うかたわら、その必要を感じ平安初期に造られたものです。池の付近に大化2年(646)頃創立された賀古駅(カコノウマヤ)があったといわれ、池の名称もこれに因るものと思われます。賀古駅は、わが国上代交通の重要基点で、当時の産業、行政、文化百般にわたり、第一級の拠点であったと云われています。  昭和56年3月  加古川教育委員会