日光例幣使短冊(足利市重要文化財) 川崎天満宮は例幣使街道沿いにあり、京都から遣わされた例幣使は必ずここに参拝する習わしになっていたという。保存されてきたこの三枚の短冊は、この伝承をうらづけるものである。内容は次ぎのとおり。 わが君は人をかがみとみがなくば 心くもらで千世もつかへむ 鷲尾前大納言 隆純 天保11年(1840) 萬代のはじめと今日を祈りおく いま行く末は神ぞしるらむ 中山宰相中将 忠能 天保13年(1842) 行きかえり旅のねがひも天満ちる かみのめぐみをやなだにぞしる 綾小路宰相 有長 天保14年(1843) 平成3年1月22日 指定 足利市教育委員会 |