この合流之地に夢を託して ここはみちのくの主要道羽州街道の終点であり、松前街道の起点でもあった。かっては制札場もあり馬の蹄の音や、旅人たちが交わす話し声でいつも賑わいをみせていた。しかし、明治4年(1871)、新城青森間に直通道路が通され、ここを通る人馬の列は急に途絶え以来120数年の月日が流れた。江戸時代、この道を上り下りした幕府巡見使や多くの文人墨客の姿をしのびつつ、近世交通史上重要な地点、羽州・松前両街道合流の地を永く記念するため、ここに碑を建立した。 羽州街道 福島県桑折より油川まで約500km 松前街道 油川より三厩まで約60km 羽州街道の経路 弘前―新城―岡町―伝馬―油川 油川商店会 元気町あぶらかわ街づくり委員会 平成5年11月吉日建立 |