衣の関道
中尊寺と衣関に通じる道
大治元年(1126)藤原漬衡が21年の歳月を費やして中尊寺を落成させたと伝えられるが、この中尊寺の建立に伴って当時の主要道を境内に通し、衣関も寺の北側で衣川を渡る手前に設けた。その衣関から衣川を越えて北上する主要道の通称が関道であり、その周辺に7日、17日、27日と七のつく日に市が立ち平泉市街地内で最も繁昌した市場になったといわれ、現在も字名となっている。 また清衝はこの七日市場地区内の関道わきに伊勢大神宮を勧請し神明神社として地区民の信仰を集めたが、衣関に近く関道のそばであったので「関の神明」と称されたという。

    関道・七日市場跡 七日市場 衣川区 奥州市 岩手県