毘沙門は古代インドの神話に見られるが、のち仏教にとりこまれ、帝釈天のもと四天王のひとつとして、財宝富貴をつかさどり仏法護持に務めるとされる。室町時代以降は、名も毘沙門天となり、のち七福神に組み入れられた。本毘沙門堂の勧請年月は明らかでないが、安永3年(1774)の風土記御用書き出しに、御本尊や祭日などを記載してある。

毘沙門堂 南裏 富谷町 黒川郡 宮城県