昔、南部の金玉という座頭が匂当の位を得るために京に行く途中、大沢の山道でならず者につかまり殺されたという。殺される時に金玉は相手の名前をきき、一つのお経を教え、それを朝夕唱えるように言い残した。そのお経は金玉が、どこで誰に殺されたか、わかるような文句であったので、このお経が手がかりとなって、ならず者は捕えられ、金玉はここに葬られたと伝えられている。 南部の国の座頭の塚ともいい人々はお参りに来て、杖を奉納していく。 仙台市教育委員会

 金玉(きんぎょく)神社 大沢3丁目 泉区 仙台市 宮城県