神石白石 白石市
白石の地名は、この石からおこったと古くから伝えられている。灰白色のやや軟らかい擬灰岩のこの石は、根は深く、遠く宮城郡根白石(現在仙台市泉区)まで続いているといわれている。古代から日本人には、巨石や立石を神の依代(よりしろ)(神様の宿るところ)として祀る習俗があり、この白い石もそのようなものの一つとみられる。江戸時代頃から朱塗りの玉垣をめぐらし「神石白石」として祀られている。神石の高さ1.32m、長径1.05m、短径0.6mである。