当山門は、天文17年(1548)西山城主伊達晴宗がその城を破却して米沢城に移る際、城門を桑折寺が拝領し移築したものと伝えている。文政7年(1825)、当寺の本堂を改築に際して傷んでいたこの門も修理している。門口の柱間は、2.73m、奥行き同1.4mと小型で、扉付のこの門は、切妻の唐破風を正面にみせる、いわゆる向かい唐門である。屋根は、化粧たるきの上に野小屋を組み、厚手のカヤ葺としていた。細部の主調は禅宗様である。以下略   福島県教育委員会
桑折寺山門(木造、銅板葺、四脚門) 桑折町字新町 伊達郡