蛇骨地蔵堂 日和田町 郡山市
蛇骨地蔵堂は、養老7年(713)に開山され、現在の建物は、享保3年(1718)の再建といわれております。当初は東勝寺の所管でありましたが、幕末に東勝寺が廃寺となってから、西方寺に移されました。禅宗様式を基調とした佇まいは、時代の特徴をよく表しており、仕上げも上質です。柱や梁の架構も雄大であり、使用部材にも見るべきものがあります。屋根に一部傷みが見られるものの、内部の保存状態は大変優れており、郡山市内においても随一の仏堂建築であるといえます。   郡山市教育委員会