二階堂神社(須賀川城址) 諏訪町 須賀川市 福島
二階堂氏が戦国大名として台頭するのは12代二階堂行続、13代二階堂為氏の時代である。「仙道表鑑」に「鎌倉公方足利持氏の時、奥州岩瀬郡を二階堂三河守行続に恩賜あり、須賀川城を築き在城す」とある。その後、須賀川城は二階堂為氏によって長禄年間(1457〜1460)、現在の市街地に改築された。このとき二階堂為氏は、陸奥守護職を務め、岩瀬郡のうち、約5万7千石を所領していた。為氏入城後の須賀川城は、現在の市街地全体に及んでいた。城の入口に当たる大手は本町、二の丸は中町、加治町、東町、三の丸は上北町、搦手は北町、犬馬場は弘法坦を本城とし、要所に出丸を築いた。西に八幡崎館、南に方八丁館、東に古館を置き、愛宕山の城は、詰めの城として、もしものときに、援軍を待つ間、篭城する役割を果たすものであった。二階堂神社は、元の本丸の場所に当たっている。  平成元年10月14日設立   須賀川観光協会