夫婦石・夫婦石神社 那須郡那須町 栃木
年号は定かではないが今から数百年前戦国の世に一組の男女あり敵に追われこの地に逃げ来たりあたりは一面の芦の茂みにて身をかくす処なくふと見るとその中に大きな石があり男は女をかかえてこの岩石の割れ目に身をかくした、その時追手はこの石のそばに来た すると白蛇が二匹あらわれ巨大な石がゆれ動くのを見て恐れおののき逃げ帰った。 二人はこのお石さまのおかげで命を救われこの地に住みつき二人仲良く田畑を耕して暮らしたという。 時代のうつり変りと共にこの地にも人が住み誰云うとなく見落石がめおと石となりこの石は夜になると互いに寄りそうと云う話が伝えられいつの頃からか夫婦石と呼ぶようになり夫婦石神社として諸願成就、縁結びの神様として、世人にあがめられるようになり、毎年御祭礼を行っている