大田原城は大田原藩大田原氏の本城で前室城龍体城ともいった。寛永四年(1627)徳川三代将軍家光の代に常時玄米千石を城中に貯蔵して奥州への鎮護とした。文政8年(1825)火災により城は全焼、同9年新たに造営された。慶応四年(1868)戊辰戦争には西軍参謀伊地知正治以下諸将が軍事拠点とした。明治2年(1869)藩主勝清は版籍を奉還した。本丸には諸役所、武器庫、納戸庫の外長屋等がある。また本丸の入り口には台門と裏門があった。
本丸跡 大田原城址 大田原 栃木