県指定有形文化財  旧大沢家住宅は、昭和51年11月5日千葉県長生郡長生村から移築復原したものです。大沢家はかって名主を勤めたと伝えられ、系譜によると寛文4年(1664)にこの住宅が創建されました。間取りの形式は、居間の前面が格子窓と壁で構成され、客座敷の奥の間にはまだ床の間がなく、格子窓だけであることなど、房総の古民家に共通した特色を示しています。また、客座敷の周囲には居間との間仕切り以外に差鴨居を用いず、一間ごとに柱を立てていますが、これは房総の古民家の中でもより古い形式です。   構造 茅葺・寄棟造り・木造平家建・桁行8間半・梁間4間半   昭和56年3月 千葉県教育委員会・習志野市教育委員会
旧大沢家住宅 藤崎1丁目 習志野市 千葉県