藤崎堀込貝塚は縄文時代中期(約4500年前〜3000年前)の集落跡で、大規模な貝塚を伴っています。遺跡が位置する標高約20mの台地は、かっての菊田川とその支流の流れる谷に面していて、貝塚が作られた時代にはこの谷まで海が入り込んでいたと考えられています。この貝塚は縄文時代後期の人々が、食べたあとの魚骨・獣骨などを捨てた跡で、貝の分布する範囲は南北およそ110m、東西およそ80mほどで、西が開いた馬蹄形をしています。貝の見られない周辺部にも、縄文時代中期から後期の住居跡が見つかっていて、このあたりが長期にわたって縄文人の生活の場であったことがわかっています。 以下略  平成16年6月 習志野市教育委員会
藤崎堀込貝塚 藤崎1丁目 習志野市 千葉県