左:坂野辺記念碑                     右:佐藤瀧蔵君功績碑
坂野辺新田は、広岡新田村の佐藤太郎右衛門による地続山植林事業により、宝暦14年(1764)、黒森から移住し、開村したことに始まります。狢山一円の山林は嘉永4年(1851)と嘉永6年に村で購入しましたが、明治10年(1877)官有林として編入されてしまいました。このため、村民は明治31年(1898)払下げを願い出ましたが却下されました。再び明治38年(1905)、佐藤瀧蔵が行政訴訟を起し、45年にようやく107町歩余の払下げに成功しました。この碑は開村当時と払下げに尽力した人々の苦労を顕彰し、大正2年(1913)に建立されました。平成5年3月 酒田市教育委員会
八幡神社 坂野辺新田 酒田市 山形県