羽黒山黄金堂 手向 羽黒町手向 鶴岡市 山形県
この『黄金堂』は、建久4年(西暦1193)源頼朝が平泉の藤原氏を討つにあたり、戦勝祈願のため寄進したと言われている。 その当時は、『長寿寺金堂』(小金堂)と言われていた。また、羽黒山頂にある三神合祭殿の前身『寂光寺金堂』(大金堂)と共に、大小2つの『金堂』と言われていた。 現在の堂は、文禄5年(西暦1596)に甘粕備後守が大修理したもので、正面5間(9m)、奥行4間(7.2m)の『方形造り』である。 境内には、黄金埋蔵の伝説が残っており、国の重要文化財にも指定されている。