荒澤寺 羽黒山 羽黒町手向 鶴岡市 山形県
1400年前に出羽三山の開祖、能除大師(蜂子皇子)が月山、湯殿山へ赴く際ここ荒澤で修行しました。 湯殿山大権現である大日如来の和魂を地蔵尊、荒魂を不動明王としてまつり、不滅の清浄火が燈る常火堂をこの地に建立しました。 その後、開祖を慕い弟子の弘俊が草庵を建て、廣澤寺と称しました。のちに役の行者、弘法大師、慈覚大師らもここで修行を積んだと伝えられ、羽黒山十大伽藍随一の寺となり栄えました。 山伏の峰入口、八方七口のひとつ荒澤(あらさわ)口は、羽黒修験道で特に崇敬される霊地で、この荒澤寺は羽黒山奥之院として修験者の大切な行場となっています。