高野一栄亭跡 大石田 大石田町 北村山郡 山形県
芭蕉遺蹟 一栄亭 三泊
芭蕉と曾良が一栄亭高野平右衛門を尋ねたのは元禄2年旧5月28日であった。川水(高桑加助)は途中まで出迎え、最上川畔の船宿である一栄亭に案内した。翌日から俳諧あり、芭蕉は新しい蕉風の種をこぼし「わりなき」一巻の歌仙を残し今に珍蔵されてある。その時のxx発句は、 「さみだれをあつめてすずしもがみ川」   であった。翁は黒滝の向川寺を参詣、また川水宅の招きにも応じ、翌日の朝、馬で発足一栄と川水は途中阿弥陀堂まで送り、別れを惜しんだ。  大石田町・大石田町観光協会・山形県奥の細道保存会