芭蕉は元禄2年陰暦4月22日に須賀川を訪れ相楽等躬(さがらとうきゅう)宅に滞在した。この何伸庵を訪ねて、「この宿の傍に大きなる栗の木陰をたのみ、世をいとうという僧あり」「世の人の見付ぬ花や軒の栗」と「奥の細道」に書留めている。「軒の栗」の句碑は、文政8年須賀川の俳人石井雨考が建立した。 現在の栗は4代目で、相楽氏の寄贈である。   須賀川市
軒の栗碑 此宿の傍に大きなる栗の木陰をたのみ、世をいとうという僧あり
軒の栗(可伸庵跡) NTT裏 本町