那須温泉の人々は、徳川幕府の頃から年貢米の代りに湯の花を納めていました。湯の花とは「みょうばん」のことです。噴気のでるところに赤土をしめかため雨水がしみこまないようにして萱葺屋根を作ります。半年たつときれいに「みょうばん」が結晶し、花が咲いた様になります。これを湯の花畑と呼び、春・秋年二回採取しました。「みょうばん」は皮膚病の薬や漬物の発色剤として使われ現在は湯の花と呼ばれ入浴剤として使われています。  環境省・栃木県
湯の花畑 那須湯元 那須郡 栃木県