ここ浅間神社の岩山の一角に、次の芭蕉の句が、自然石に刻まれている。 八九間 空で雨ふる柳哉 はせ越(を)
この句は、続猿蓑集巻の上に載っている連句の発句であるが、数多い芭蕉の句のうち、なぜこの句が選ばれたのかわかっていない。この自然石は、昭和33年に古利根川の改修工事を行うため、この浅間神社を移築したとき見つかったものである。はせ越は、松尾芭蕉で、元禄2年(1689)3月27日に「奥の細道」の旅立ちをして、翌28日には杉戸宿を経て間々田宿に泊まっている。以下略 昭和62年3月 埼玉県 杉戸町
浅間神社-芭蕉句碑 杉戸4丁目 杉戸町