古河道標 「左日光道 右筑波道」 古河2丁目
日光街道古河宿道標
寛永13年(1636)、徳川家康を祀る日光東照宮が完成し、江戸・日光間の日光街道が整備された。その途中にある古河宿は、日光社参の旅人などの往来でひときわ賑わうようになった。日光街道は、江戸から古河に至り、二丁目で突き当たり、左が日光街道、右が筑波街道と分岐するよう作られた。道に迷う旅人の助けにと、二丁目曲の手入口に道標が建てられた。この道標は、文久元年(1861)、太田屋源六が願主となり、八百屋儀左衛門外11名によりたてられ、常夜燈形式の道標として貴重なものである。(中略)道標は昭和に入って直通道路の完成等があって転々としたが、かかわりの深い2丁目曲の手のこの地へ移された。  平成2年3月  古河市教育委員会