夕陽山本福寺という真宗本願寺派の寺で、応仁の乱の時蓮如上人がこの寺に3年滞在し真宗の復興を堅田に期待した。後の住職明式は早くから芭蕉に入門しており「千那」の称号をもらったことから「千那寺」とも別称され、旅の途中、同寺で病床にあった芭蕉の句など多くの句碑がある。

病雁の 夜寒に落ちて 旅寝哉
 本願寺旧蹟址本福寺 本堅田1丁目 大津市