市神社 上宿 本町2−2−2 鳩ヶ谷 埼玉
(前略)鳩ヶ谷は、御成道の宿場町として栄え、享保16年(1731)に市がひらかれました。毎月3と8の日に、市が開かれたことから「三・八市」と呼ばれて繁盛しました。その市の祭神が市神です。現在の市神社は、納められている鏡に「奉納天保9」(1838)と年代が刻まれており、また天保15年に作られた「日光御成道分間延絵図」の中に、社殿が描かれています。江戸時代の鳩ヶ谷が、経済流通の中心地であったことを立証する貴重な文化遺産です。    平成3年7月31日   鳩ヶ谷市教育委員会