左:荒川  右手前:新河岸川  前方:隅田川
明治43年(1910)の大洪水で荒川(現在の隅田川)のまわりの人々は大変な被害を受けました。そこで、このような被害を二度とくりかえさないように荒川の流れを変えようと、京浜東北線から海まで22kmの放水路工事が明治44年に始まりました。この工事のために1068haの土地を買い、役1300戸の家が移転しました。そして、田畑や宅地であった部分を19年の歳月をかけて、多くの人力と機械力により掘りあげて、新しい荒川を造り、今の隅田川への水の流れを減らしました。 現在の荒川は、このようにして、昭和5年(1930)に完成しました。