壬生町指定有形文化財 雄琴神社本殿・拝殿・隨神門      平成三年一月一日指定
 雄琴神社は寛治5年(1091)に創建され、はじめは藤森神社と言われていました。後に寛正3年(1462)、小槻彦五郎胤業が遠祖小槻宿弥今雄を祀る江州雄琴神社から勧請し、今雄公を合祀し雄琴神社となづけました。 本殿は一間社流造リ。拝殿、隨神門は入母屋造り。なお、本殿は江戸時代に記された雄琴大明神造営次第』によると、天和3年(1683)に普請をはじめ貞享3年(1686)に完成したと記されています。 本殿は破風の反りが良く、流造りの形をよく残しています。拝殿は軒の扇垂木の用いかたが技巧的であり、随神門は虹梁の架構が独自であるなど、各建物それぞれに工匠の創意がみられるなど壬生町に残る江戸時代の貴重な建造物です。  平成4年1月 壬生町教育委員会
 雄琴神社 壬生町 下都賀郡 栃木県