国指定史跡 本佐倉城跡 本佐倉 酒々井町 
本城跡は文明年間(1470年代)、千葉輔胤が築き天正18年(1590)豊臣秀吉により千葉氏が滅ぼされるまで9代、百有余年間にわたる下総守護千葉氏の戦国時代の居城であった。 城は印旛沼を望む標高約30mの半島状台地に占地し、南西面を除く三方は水田に囲まれる要塞の地である。総面積は約35万平u、内郭群と外郭群に大きく分かれる。内郭群は城主の館「城山、倉跡」、妙見神社を祭る「奥ノ山」を中心に倉、馬場「東山馬場」などで構成されている。外郭群は「荒上」「向根古屋」「佐倉根古屋」で広大な敷地を有し家臣団の屋敷地や軍団の駐屯地であった。土塁空堀には雄大な「折れ」、「出枡形」「隅枡形」が明瞭に残り戦国時代の城郭の特徴が見ることができる。重要な中世城郭として平成10年9月11日に国史跡として指定された。  酒々井町  酒々井町教育委員会