千葉氏の一族臼井六郎常康が臼井に居を構え、臼井氏の中興の祖といわれる興胤(14世紀中頃)の代に、この城の基礎がおかれたと伝えられる。現在の遺構は15世紀以降のものと考えられるが、城跡は本丸、二の丸を中心として、空堀、土塁等の旧態をよく残している。 戦国時代の末期には原氏が城主であったが、天正18年(1590)小田原落城により、千葉氏とともに滅んだ。以後酒井家次3万石の居城となって、慶長9年(1604)の転封まで使用された。 太田道灌・上杉謙信の軍との攻防戦は有名である。  昭和62年3月   佐倉市教育委員会
臼井城址公園 本丸跡 臼井台 佐倉市