地蔵堂・庚申塔 川岸1丁目 戸田市 埼玉県

享保16年庚申塔
 地蔵堂の創立についてはよくわかりませんが、お堂の建物はかなリ古く、市内最古の木造の建造物と思われます。この地蔵堂は、江戸時代に作られた「中山道分間延絵図」にも記されており、建物は小さいのですが、お堂の規模からは不似合いなほど大きな木組を使用しての虹梁、斗栱、木鼻、釘隠しの形など注目すべき点が多い建造物です。 また、お堂の軒には正徳3年(1713)の銘がある半鐘がかかっています。そのほか、境内には享保16年(1731)銘の庚申塔、応永25年(1418)や永禄5年(1562)銘の板碑などもあります。 平成7年3月 戸田市教育委員会