今須峠 山中 関ケ原町 不破郡 岐阜県
此処峠の頂上は山中の常盤塚辺りの登り口より約1000mの道程です。一条兼良はこの峠で、「堅城と見えたり、一夫間に当たれば万夫すぎがたき所というべし」(藤川の記)と認(したた)めたように、この付近きっての険要の地でした。往時この付近には、茶店があり、旅人の疲れを癒すお休み処として、賑わっていました。京方面に向かって約200m、一里塚を眺め峠を下ると、今須宿に入ります。  関ケ原町