神田明神 随神門 外神田2丁目 千代田区 東京
祭神  大己貴命 少彦名命  平将門命
御神徳  大己貴命は別の御名を大国主命ともうしあげ少彦名命と共に国造りをなされた神さまで、いまも福徳の神として、家運隆昌 事業繁栄 医薬の道を教え給い 俗にだいこくさま えびすさま として慕われ 御神徳はまことにあらたかであります。平将門公は天慶の昔坂東の民人のために戦い 没してのちも人々の苦難を救い災厄を除く守護神として崇められています。
御由来
社伝によると 聖武天皇の御代 武蔵国豊島郡芝崎の浜辺(現在の皇居大手門前)に宮居を定められてより壱千数百年 その間鎌倉時代に時宗二祖真教上人は平将門公の霊を鎮めて当社に祀り さらに 元和2年二代将軍徳川秀忠公は 現在地に壮麗な社殿を造営し遷座のうえ 江戸の総鎮守の神として 代々尊信せられました また当社の神田祭は日本三大祭りの一つとして氏子百余ヶ町よりねり出す 神輿 山車の行列は文化文政の頃を頂点として盛儀を極めたのであります 明治7年には 常陸国大洗磯前神社より 少彦名命を勧請して 同年9月 畏くも 明治天皇の行幸を仰ぎ社運は弥栄え 今日に至っております