待合 好文亭 偕楽園 水戸
この待合は茶席に招かれた客が席の準備ができるまで控え待っていたところです。室内は、茶説、茶対、功詐不如拙誠の三つの刻版が掲げてあって、これはいづれも烈公の茶技に対する教訓のことばが彫ってあります。「功詐不如拙誠」とは、たくみにいつわるよりは拙くとも誠であることがよい、という茶道における戒めです。なおこの腰掛待合というのは全国的にも極めて珍しいものです。