水戸〜江戸間、29里19町(約116キロ)を結ぶ街道は、五街道に次ぐ重要な幹線道路で江戸街道または水戸街道と呼ばれた。その起点は江戸は日本橋、水戸はこの地点で、宿駅は19箇所、行程は通常二泊三日であった。この地には広場が設けられて高札が立ち、備前堀に架けられた橋は、ここで共に別れを惜しんだので銷魂橋と呼ばれていた。
江戸街道起点・銷魂(たまげ)橋・備前堀・高札場跡 旧七軒町 水戸