薬王院 本堂 水戸
薬王院は桓武天皇の勅願により天台宗の宗祖である伝教大師(最澄)が延暦年間(782〜806)に創建し、時の権力者や領主から手厚く保護されたことが寺伝に記録されている。大永7年(1527)に旧本堂が火災で焼失し、現在の本堂は享禄2年(1529)に領主江戸道泰の援助により再建された。(中略)建物の特色は唐様の要素が濃く、部分的に地方的な手法が認められ、桁行7間梁間5間という大きな規模を備えた仏堂である。以下略   水戸市教育委員会