常陸国総社宮 総社2丁目 石岡市 茨城県 
天平年間(729〜749)に天神地祇6柱を、国府の南の丘に迎えて創建したといわれる。 一般に総社と称する神社は、諸国の国府所在地に多く、その創設年代は明らかでない。 総社の始まりについては、国府において都の神祇官と同様、祭神の中心として国内の神社を総括管理するという説。国内の神社を合わせてまつることで、国司が国内の神社を巡拝するのに代えたとする説など、諸説がある。社伝によると、始め国家鎮護の社として全国のうち、常陸・武蔵・甲斐・駿河・長門・対馬の6国府が選ばれ、常陸国府に第一創建あるべしの勅命により建てられたとある。例祭は9月14日から16日。町内を獅子・山車が練り歩き、関東の三大祭としてにぎわいをみせている。    昭和60年1月  石岡市教育委員会