この建物は土蔵造りで、店蔵(主屋・向って右)と袖蔵(向って左)、別に建てられた奥の元蔵より成る。旧水戸街道に面した店蔵・袖蔵の間口は合わせて7間半である。土浦城下の土蔵造りは、天保12年(1841)の大火後、瓦葺などと共に防火の備えとして取り入れられたものである。この建物の建築年代は、店蔵と袖蔵が嘉永2年(1849)、元蔵が慶応年間(1865〜67)で、県内に現存する土蔵造り商家建築のなかでは特に貴重なものである。(以下略) 平成11年  土浦市教育委員会
矢口家住宅 中城通り 土浦