住吉燈台・船町港跡 船町1丁目  大垣市 岐阜県
船町港は、江戸時代から明治時代にかけて大垣城下と伊勢を結ぶ運河「水門川」の河港で、物資の集散と人の往来の中心であった。明治16年(1883)には、大垣ー桑名間に蒸気船が就航したが、昭和期に入ると鉄道の発達に伴い衰退した。 住吉燈台は、元禄年間(1688〜1704)前後に港の標識と夜間の目印として建てられたものである。高さは約8m、四角の寄棟造りで、最上部の四方には油紙障子をはめ込んであり形全体の優美さは芸術品としても十二分に価値がある。 大垣市教育委員会