大垣宿脇本陣跡 本町2丁目  大垣市 岐阜県
脇本陣は、本陣の補助的役割を果す休泊施設である。大垣宿では本町大手北側にあって、もと関ケ原の戦いで大垣城二の丸を守った七騎の一人松井喜右衛門によって創立されたといわれてきたが、成立は戸田家の大垣入封に随従した上田家が勤めるようになった元禄頃である。  この脇本陣は、「本町本陣」とも呼ばれ、間ロ12間半余、奥行き16間半余で坪数127坪半余もの格式ある建物であった。