機那サフラン酒製造本舗 摂田屋4丁目 長岡市 新潟県
「鏝(こて)絵」について

鏝絵とは、民家の母屋や土蔵の壁、戸袋などに、龍や恵比寿、大黒などを漆喰にてレリーフしたもので、江戸時代末期に入江長八(伊豆の長八)によって作られたのが起源といわれています。 入江長八が江戸日本橋茅場町の薬師堂建立にあたり、柱に漆喰で龍を彫刻したことで有名になり、明治時代にその弟子たちや多くの左官によって全国に広まりました。 
この機那サフラン酒製造本舗土蔵の鏝絵は、近所に暮らしていた出入りの左官河上伊吉が手がけ、色漆喰を絵の具に、鏝で漆喰の壁や扉に十二支をはじめとする十四種の動物、霊獣、九種の植物を極彩色で描き出しています。 この鏝絵が機那サフラン酒本舗の大広告棟で、日本一の鏝絵蔵と讃えられるほどです。 
平成18年11月、国の登録有形文化財に登録されました。

長岡市  長岡観光コンベンション協会 
NPO法人醸造の町摂田屋町おこしの会