本宿問屋 本宿 中山 高山村 吾妻郡 群馬県
慶長17年(1612)三国街道は、中山道高崎宿から分れ越後へ向かう上州に13宿を数える脇往還となった。平形徳右衛門はここ中山宿で問屋を営んだ。寛永13年(1636)参勤交代制が整うと人の往来も増え、問屋(今の運送倉庫業)は繁栄した。中山宿に足を止めた商人の多くは、越後の太物商(錦織物類)や海産物商(特に干物類)等であった。また、この地をお休みやお宿とした長岡藩等のお殿様の荷物の捌きも扱った。さらに、文人墨客の多くも様々な足跡を残している。  平成13年12月  高山村教育委員会