叱られて しかられて あの子は町まで お使いに この子は坊やをねんねしな 夕べ さみしい 村はずれ こんと きつねが なきゃせぬか 幼き日を想い出させるこのうたの作詞者「清水かつら」氏は、明治31年東京に生まれ、生涯の大半をこの時計塔よりほど近い和光市白子で過ごされました。物質的、精神的に恵まれなかった少年時代の心境を託した「叱られて」や「あした」のように、父母を慕い父母の愛を求めた作品が多い一方、氏が愛した自然、成増から白子へかけての田園風景、白子川、もっとも好んで行ったという吹上観音、そこから生まれた「靴が鳴る」、「雀の学校」、「緑のそよ風」は、日本中の少年少女に愛唱されてきました。又、「浜千鳥」を作詞された鹿島鳴秋氏とも親交厚く、共にこの地で活躍されました。(中略)うたの時計塔から流れるメロディと時間は次の通りです。 午前8時 緑のそよ風 午前10時 靴が鳴る 午前12時 雀の学校 午後2時 あした 午後4時 叱られて 午後6時 浜千鳥 (後略) 昭和51年8月8日 うたの子会 |
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