古くから歌枕の地として知られ、松尾芭蕉もこの地を訪れています。「みちのくの袖のわたりのなみだ川こころのうちに流れてぞ住む」相模(後拾遺和歌集)また、源義経が藤原秀衡を頼って平泉に向かう途中にここを通り、船賃の代わりに自分の着物の片袖を与えたという伝説があります。 平成13年10月31日建立 石巻市教育委員会 

石巻街道は、仙台城下と石巻を結ぶ道で、この街道から北部への道として、涌谷・登米道、気仙道が分かれていました。金花山道は、石巻から山鳥に至る道で、金華山への参詣の道として利用されました。一関街道は、石巻から登米を経て一関(岩手県)に至り奥州街道と接続する道でした。

袖の渡り 住吉公園 石巻市