道路元標 上野住吉町の旧参宮街道路傍に、写真の上野村の道路元標が建てられていました。現物は、損傷がはげしいので、中央公民館の中庭に保管されており、現在は、石造の道路元標跡が建てられ昔の位置を保存しています。本体は、木製四角柱、頂上部は銅板製により四角錘となっています。地上露出部分高238.0cm、各面幅20.0cm、各面に次の字を陰刻してあります。 正 面 「白子町へ壱里参捨壱町九間 上野村」 右側面 「距津市元標貳里拾六町四拾参間」 左側面 「距伊勢國桑名郡長島村管轄境捨壱里捨六町四捨五間」 裏 面 「大正二年三月 三重県」 [解説】 道路元標は、県内の各市町村の中々となる場所に県が建てたもので、昔の人々が旅をするとき目安となる里程を示したものです。 河芸町教育委員会 |